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D:デパペペ -DEPAPEPE-

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 彼らの曲を聴きながら、書いている。

 

LUNA SEAきっかけでツインギターに魅せられて以降、いろいろなツインギターの形を聴きかじってきたが、アコギ2本だけで創られる、こんなにも広がりのある世界を知れたのは、画期的だった。役割分担がしっかりしていて、しかもその役割に縛られるんじゃなくて、縦横無尽に立場が入れ替わる。そういう柔軟性が、素敵だな、と思った。

 

 

思い出すのは、大学時代、インターンで大阪に勉強をしに行った時のこと。おじゃましたまちづくりNPOの事務所のラジオで、この曲がよくかかっていたっけ。「シュプール」とは、雪の積もったところにできるスキーの跡。「轍(わだち)」といえば今は分かるが、当時はその跡を表現する言葉があることを知らなかったのではなかろうか。冬の寒さと、大阪の方々の暖かさの両方を感じた、素敵な時間だった。

 

 

1年前、二週連続で大雪が降ったとき。身近な、大事な人を失った時と重なり、あんまり思い出したくはないのであるが、ふっと力が抜けた時に当時を思い出すと、めったに車が通らない田舎道の真っ白な景色と、この曲が、頭に浮かぶ。道路なのに、シュプールすらない、道路。今年はまだ、静かに、まわりの音すらもかき消してしまうように降り積もる、そんな雪を、見てないな。